ストレングスファインダーの34の強み全てを知ってよかったこと
ストレングスファインダーとは
ストレングスファインダーという、自分の強みを知るための診断ツールがある。34の資質に分けて、その人が持っている資質を明らかにするという、アメリカのギャラップ社が世界中で行なっているものだ。
「 さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0」という本が最新で(2017年10月現在)、この前の版のものを読んだことがある方もいるのではないかと思う。
こういった類のものが好きな私は、以前からMBTIと呼ばれる性格診断や、「億万長者 富の法則」で解説されているウェルスダイナミクス、といったツールを通して自分自身や一緒に働く人たちについて、「自分は○○の特性が強い」「あの人が○○なのは、よく分かる」といった具合に、理解を深めるのが好きであった。
ストレングスファインダーのテストを受けるには
ストレングスファインダーについては、学生の頃からぼんやりと知ってはいたものの、トライせずにいたのだが、知人の方がFacebookで押していたので、この度トライしてみることにした。
もう2ヶ月くらい前になるが、「 さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0」を買ってみて、まずは本に附属しているコードを使って、Webサイトで診断。小一時間かかった気がする(中古で買うと、コードがすでに使われてしまっていて、診断テストを受けられないので要注意)。
テストでは、34の資質の強さがランク順になって出てくる。書籍のコードで診断するときは、最も上位の5つまで分かるようになっている。
その時出た資質は、
- 個別化
- 収集心
- 内省
- 着想
- アレンジ
の5つであった。34の資質は、それぞれ4つのカテゴリに分類され、実行力、影響力、人間関係構築能力、戦略的思考能力であるとされる。
上位5つのうち、3つが戦略的思考能力(収集心、内省、着想)、1つが人間関係構築能力(個別化)、1つが実行力(アレンジ)であった。影響力が全然ないというw
小さい頃から将棋やカードゲーム、シミュレーションゲームなど、相手と読み比べをしたり、駆け引きをしたりすることが好きであったので、戦略的思考能力が強いのは納得。影響力に関しては、確かに自分は目の前の人を口説いたり、自分の思う通りに動かしたり、ということにあまり関心がない部分があったりする。その人はその人でええがな、というような感じであまり人に何かを強いたりするのは好きでないのだ。
34の資質全てを知るには、追加で課金が必要
ふむふむ、なるほどと思って、他の資質についても知りたいと思ったが、それには追加でお金がかかる(何と日本円で8000円近く!!!)
さすがに、そこまで課金しなくていいか、トップ5はわかったんやし、いいかな。そう思っていた。
そこからちょっとして、ストレングスファインダーの認定コーチになるための説明会が開かれることになり、無料であったのと、もっとこのテストについて知りたいと思ったことから、参加。
認定コーチの資格を取得した方々がとてもイキイキと、このツールと認定コーチになることの有用性を語ってくれたので、もっと知りたくなった。(認定コーチプログラムの受講そのものは、数十万円するもので、すぐには手が出ないので今回はお見送り、、)
そして、ネットで調べていると、34の全ての資質について明らかにすることで、見えてくるものがあるように感じたことから、8000円ほど追加で課金。
ストレングスファインダーの診断結果をまとめてみた
その結果をまとめてみた。
4つのカテゴリごとに資質を分けて記述。
Top5は濃い緑色、6位〜11位までを薄い緑色、12位〜23位は色付けなし、
24位〜29位までを薄い赤色、Worst5を赤色に塗っている。
大まかにみると、やはり戦略的思考能力が高く、影響力に関しては弱い。人間関係構築能力と実行力はそこそこといったところか。
それにしても、戦略性が34位ってどういうことw
戦略的思考能力に関して高い資質を持っているのに、戦略性に関する資質は低いのか?
(たまに戦略を度外視したような行動もとるし、そういうのも好きだから、なのか??)
こうして俯瞰してみることで、自分の持つ資質に関して理解が深まったと思う。
なお、ポイントまとめは、この結果を自分に役立つように、好意的に解釈して勝手にまとめてみたものである。
34の強みを全て知ってよかったことは?
さて、タイトルに書かせてもらった、「34の強みを全て知ってよかったこと」は下記の点だと思う
- 弱みがはっきりとすること(→自分の場合は影響力。中でも活発性や社交性の部分)
- トップ5以外の強みも分かること(例えば、6位の分析思考や7位の信念など)
- 全体を俯瞰することで、とるべきアクションが見えやすくなること(例えば、弱みの部分はそこに強みを持つ人と組むことで補い合うなど)
これを知ることで、普段仕事をするときや、将来ビジネスを起こすときに、自分がどういう人と組むべきか、またそういう人たちにどういった価値を自分は提供できそうか、といったことがより明確に分かる。
正直、自分は影響力の資質に関してはあまり高くないので、たくさんの人を巻き込んで何かをやるとか向いてないのかな、と感じたりもする。人の心を動かしたり、活力を与えたり、指令を飛ばしたり、といったことに長けていないからである。
ただ、信念の資質は人を巻き込む要素を持っていて、かつ自分自身もある程度自覚のあるものである(人からよく、頑固であると言われる)ので、ここはぶらさずこれから磨き続けていきたいと感じた。
自分の強み・ミッション・アクションをまとめてみた
この結果を受けて、仕事をする上で自分の強みとなる資質と、それらを活かしたミッションを定義してみた。
自分の強みにしたい領域は次の3つだ。
- 人のマネジメント
- 斬新なアイデア
- データ分析
これらをもとにしたミッションは、次のようなもの。
- ひとりひとりが活き活きと働き、成長できる最高の職場環境を作ること
- 自由な発想をもたらし、チームから出るアイデア数を最大化させること
- データを可視化し、常に整理することで説得力ある迅速な意思決定に貢献すること
ミッション達成のために行うことが必要なものとして、例えば、次のようなものか。
- 個人とのコミュニケーション機会、量を積極的に作り助け合うようにする(昼飯や飲みニケーションを含め)
- アイデアをアウトプットする(ブレストを定期的に行う、プロトタイプを作る、考えをblogやSNSなどで発信するなど)
- 売上、コスト、サービスKPIなど経営に必要な数字をまとめ、その解釈、必要なアクションを、定期的にチームに報告する
このようなことを考える機会を与えてくれたストレングスファインダーに感謝。
興味のある人はやってみると良いと思う。追加で課金した価値は十分にあったと感じる。